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「成績がいい、悪い」という見方を捨てませんか

友人に塾の話をしながらチラシを渡しました。その友人は、チラシを見ながら、「この塾に行ける子は、真ん中から上の子なんじゃないの。成績が悪い子には難しそうだねー」という反応。

「そうか、一般の人はそう来るか!」と考えさせられました。

そもそも、「成績がいい、悪い」という考え。これまで、子供たちのくくり方の大きな一つがこれでしたよね。「うちの子は頭が悪いから」「あの子は、できがいいから」というようにです。

このくくり方に違和感を覚えませんか?昔から(おそらく太平洋戦争後の高度経済長期、我が国の学校教育がどんどん受験競争のるつぼの中に入り込んだ頃、つまり5、60年も前から)、ほとんどの人がこのようにして子供たちを区別してきました。世の中のお父さん・お母さんは、自分もそうされてきたから、我が子やそのほかの子供たちをそのようにくくることにあまり違和感がないのかもしれません。

しかし、それは大間違いだと思うんです。皆さんが言う「できがいい、悪い」というのは「学校のテストの点数がいいかどうか」ということですね。これはかつては、すごく重視されていました。なぜなら、模擬テストの点数によって受験する高校が決められていたり、大学入試では「足きり」などという言葉もあったくらいに、テストの点数が大事だったからです。しかし、実は学習指導要領のレベルではもう30年も前から、この考えは否定されているんです。ところが、(特に群馬県の場合などは)高校入試問題が昔ながらの「知識量優先」「目先の、表面的な知識」ばかりを大事しているために、結局学校現場の授業が変わらず、昔ながらのテストで「100点」をとることばかりを子供たちに強いているのです。それでは、本当のその子の良さは見られません。

実際に、すでに社会人となってそれぞれの勤務先で中堅としてがんばっている教え子たちと話していて、よく出てくるのが「仕事ができるかどうかは、学歴なんかじゃないね。一流の有名大学出てきても、ほとんど応用が利かない。ところが名前もあまり知らないような大学や専門学校出てきた子の方が、はるかに仕事ができる!」という話。

これを読んでいる皆さんも、同じような思いをしたことが多いのではないですか。そして、高校や大学の受験の中で模擬試験でいい点数をとることにあれだけ頑張って、塾にも通い、勉強をしてきたのに、実際に会社に入ったら、そんなものほとんど役に立たなかった」という経験をした人も多いでしょう。

ところが、やはり自分が親になって我が子を見ると、「学校でいい点数をとらせて、すこしでも【いい高校】に行かせなきゃ!そのためには、有名な受験塾に行かせきゃ!」と考えるようになるんですね。

しかし、【いい高校】【いい大学】ってなんですか?いわゆる昔から言うところの「偏差値が高い高校・大学」が【いい】なんですか?そうではないと思うんです。「その子の個性をしっかりと生かし、伸ばしてくれる高校や大学」「その子が、自分が求める力をしっかりとつけて、社会に出たときに活躍できるための資質・能力をしっかりと身に付けられる高校・大学」が【いい】のではないですか。

まあ、多くの学習塾がそのあたりをしきりにあおるし、学校も点数至上主義のような指導を相変わらずやっているし、仕方ないとは思いますが・・・・

長くなったので、今日はここまでにしますが、明日はこの続きとして、では、私の塾ではどのような子が来ることを期待しているのか、という本題について書きたいと思います。